2013年5月10日金曜日

原子力企業は下請け作業員に向き合え


*フリーター労組ブログより転載します*


偽装請負とは何か。

雇用関係を結ばない労働者を指揮命令下に置いて働かせることを「偽装請負」という。
これは企業にとってすごくおいしい。
人が不要になったら下請け企業との契約を切ればいい。それで使用している作業員への雇用責任を果たさずに済む。
作業員の安全衛生管理の責任も下請けに丸投げできる。
だから「偽装請負」は、職業安定法44条で禁止されている。違反すれば1年以下の懲役または百万円以下の罰金だ。

原子力企業は、下請け企業の従業員であるごぼうさんに、具体的な業務指示を出して働かせてきた。
なのに原子力企業はごぼうさんとの雇用関係を認めず、いっさいの責任を取ろうとしない。
フリーター全般労働組合はごぼうさんの雇用・労働問題を議題にした団体交渉を原子力企業に求めてきたが、昨年来の申入れはいっさい拒否され続けている。